ハーブティーの淹れ方は、それほど難しくありません。
リーフをポットに入れ、沸かしたての熱湯を注ぎ、ふたをして蒸らします。
最初は、ここでご紹介する分量と時間を目安にしてください。リーフの種類やカップの大きさ、お好みに合わせて、少しずつ調整していただけます。
まず覚えておきたい3つのこと
沸かしたての熱湯を使います
温度の低いお湯では、ハーブの味や香りが十分に出ないことがあります。お湯が沸いたら、冷まさずにポットへ注ぎます。
熱湯を注いだら、ふたをします
蒸らしている間にも香りは立ち上がります。香りを逃がさないよう、ティーポットにはふたをしておきます。
リーフによって蒸らす時間を変えます
花や葉を中心にした柔らかいリーフは短めに、ローズヒップやハイビスカスなど、実や硬い素材を含むものは少し長めに蒸らします。
1~2杯分の淹れ方
ティーポットに、ハーブティーを小さじ1杯半ほど入れます。
沸かしたての熱湯を、リーフがポットの中で動くように注ぎます。すぐにふたをして、5分ほど蒸らしてください。
茶こしを使って、カップに注ぎます。
まずは、この分量と時間で味を確かめてください。薄く感じた場合はリーフを少し増やすか、蒸らす時間を長くします。濃く感じた場合は、お湯を足して調整できます。
基本の目安
- ハーブティー:小さじ1杯半
- お湯:マグカップ約2杯分
- 蒸らす時間:約5分
カップやポットの大きさによって、お湯の量は変わります。いつも使うポットで一度淹れてみると、その後の分量が決めやすくなります。
リーフによる蒸らし時間の違い
ハーブティーは、使われている部位やリーフの大きさによって、味が出るまでの時間が違います。
花や葉が中心のハーブティー
ミント、カモミール、リンデンなど、柔らかい花や葉を中心にしたものは、5分ほどを目安にします。
長く蒸らすと、種類によっては苦味を感じることがあります。最初は5分で味を確かめてください。
実や硬い素材を含むハーブティー
ローズヒップやハイビスカスなどは、味が出るまで少し時間がかかります。7~8分ほどを目安に、やや長めに蒸らします。
赤い色や酸味が薄く感じる場合は、さらに1~2分置いてみてください。
サロンなどで10杯分をまとめて淹れる方法
美容室やエステ、リラクゼーションサロンなどでは、一杯ずつではなく、大きめのポットで数杯分をまとめて淹れることもできます。
10杯分なら、大きめのポットにハーブティーを小さじ7~8杯ほど入れます。
沸かしたての熱湯を注ぎ、ふたをして約10分蒸らします。その後、茶こしを使って別のポットに移すか、リーフを取り出します。
10杯分の目安
- ハーブティー:小さじ7~8杯
- 蒸らす時間:約10分
- 硬めの素材:色と味を確認しながら、少し長めに
- 花や葉が中心のもの:途中で味を確認
カップの大きさによって、必要なお湯の量は変わります。実際にサロンで使用するカップに水を入れ、10杯分の量を一度確認しておくと、毎回同じ濃さで用意しやすくなります。
スタッフの方で淹れ方を統一する場合は、使用するスプーン、ポット、カップを決めておくと簡単です。
まとめて淹れるときの注意
人数分をまとめて淹れる場合も、香りを逃がさないように、蒸らしている間は必ずふたをします。
蒸らし終わったあともリーフを入れたままにすると、次第に味が濃くなります。ちょうどよい濃さになったら、茶こしを使ってリーフを取り除いてください。
まとめて用意したハーブティーは、その日のうちに、できるだけ淹れたての香りが残っている間にお出しください。翌日に持ち越さず、ポットや茶こしは使用後によく洗います。
紅茶を含むフレーバーティーの場合
紅茶にハーブや果物の香りを合わせたフレーバーティーは、ハーブだけで作られたハーブティーとは淹れ方が少し異なります。
10杯分なら、小さじ6~7杯ほどを目安にし、蒸らす時間は約8分にします。
長く蒸らしすぎると紅茶の苦味や渋味が出やすくなるため、途中で味を確かめてください。
なお、紅茶を含む商品にはカフェインがあります。ノンカフェインのお飲み物として提供する場合は、商品の原材料をご確認ください。
アイスハーブティーにする場合
アイスでお出しする場合は、通常より少し濃いめに淹れます。
熱湯でしっかり淹れたあと、粗熱を取り、冷蔵庫で冷やします。氷をたくさん入れる場合は、氷が溶けることを考えて、リーフを少し増やします。
水出しではなく、最初に熱湯で淹れることで、リーフの味と香りを引き出しやすくなります。
味が薄いと感じたら
ハーブティーの味が薄いときは、次のいずれかを試してください。
- リーフを少し増やす
- 蒸らす時間を1~2分長くする
- お湯の量を少し減らす
- 硬い素材は、あらかじめ軽く砕く
一度に大きく変えず、まずは一つだけ調整すると、好みの濃さを見つけやすくなります。
味が濃くなったら
濃くなりすぎた場合は、熱湯を少し足して調整できます。
次に淹れるときは、リーフを少し減らすか、蒸らす時間を短くしてください。失敗と考えず、そのポットとカップに合う分量を見つけるための目安にしていただければ十分です。
リーフティーは、難しくありません
リーフティーは、毎回きちんと重さを量らなくても、使うスプーンとポットを決めれば、同じ手順で淹れられます。
まずは基本の分量で淹れ、味を見て少し調整してください。
ご家庭で一杯を楽しむときも、サロンでお客様にお出しするときも、熱湯を使い、ふたをして蒸らす。この基本は同じです。
ハーブティーの選び方や淹れ方について分からないことがありましたら、お気軽にご相談ください。


