Our Story ― ハーブ工房HCCのあゆみ
ハーブ工房HCC
のあゆみ
一袋のハーブの色彩に驚いた日から、
日本にエッセンシャルオイル文化がまだ生まれる前から、
インターネットでお買い物をするという習慣が生まれる前から、
ハーブ工房HCCは、香りと共に歩んできました。
ハーブとの出会い
色彩の驚き、そして一袋のハーブ
A small bag that began everything
ハーブ工房HCCの物語は、創業よりも前から、静かに始まっていました。
ある日、長野県に住む知り合いから、ハーブティーの袋をいただきました。
袋を開けて、息を呑みました。
黄色のマリーゴールド。
緑のペパーミント。
紫のマロウブルー(うすべにあおい)。
4色の花とハーブが、透明な袋の中に咲いていたのです。
「こんなに綺麗なものが、世の中にあるのか」
そして、それがただ美しいだけでなく、香りがあり、飲み物として味わえるということに、二度驚きました。
この時に、初めて「ハーブ」という言葉を知りました。
色彩との出会い。香りとの出会い。そして、新しい言葉との出会い。
ハーブ工房HCCの物語は、この一袋のハーブから始まりました。
その頃、まだお店を始める前のこと。山梨・八ヶ岳南麓の高原にある、ドライフラワー&リースの素敵なお店へ、ときどき買い物に通っていました。
時を経て、ハーブ工房HCCを始めてからのこと——そのお店から「オリジナルのハーブティーを作ってほしい」というOEMのご依頼をいただいたとき、心の中で眠っていた、あの色彩が再び呼び覚まされます。
赤・黄・緑・紫の4色のハーブをブレンドして生まれたのが、「ハーブの休日」。長野の一袋への感激と、八ヶ岳のお店との出会いが結実した、ハーブ工房HCCのオリジナルブレンドです。
今もハーブ工房HCCのクラシックなブレンドとして、飲みやすさでも人気のロングセラー。あの日の感激は、時を経て、今もカップの中に生きています。
そして、もうひとつの忘れられない記憶があります。
息子が、生まれて初めて口にした言葉。
それは、「ハーブ」でした。
子どもの最初の言葉を今でも鮮明に覚えています。
長野の一袋のハーブ。息子の最初の一言。家族と知り合いの中から生まれた、ふたつの小さな出来事——
だからこそ、ハーブ工房HCC、j-herb.com、Robin's Forest、Herb Craft Club in Japan——どのお店の名前にも、「ハーブ」という言葉だけは、決して外すことができないのです。
創業 ― 香りの専門店として
When fragrance found its home
1988年、ハーブ工房HCCは、ハーブ&アロマオイルの専門店として産声を上げました。
当時の日本では、まだ「アロマセラピー」という言葉そのものが一般的ではなかった時代。「香りを暮らしに取り入れる」という発想は、ごく一部の人々の間でしか共有されていませんでした。
しかし、私たちは確信していました。香りには、人の心と暮らしを整える力がある。だからこそ、本物の香りをお客様にお届けしたい——その想いから、ハーブ工房HCCは始まりました。
米国生協との出会い
創業期のエッセンシャルオイル
A meeting with the pioneers of aromatherapy
創業初期、ハーブ工房HCCは米国のFrontier Co-op(フロンティア生協)から商品を仕入れていました。
当初、カタログから取り寄せていたのはフレグランスオイル(合成香料)。当時、香りを楽しむオイルといえば、これが主流でした。
そんなある日、カタログに新しい商品が掲載されます。
——ハーブから抽出した、本物の精油。
エッセンシャルオイルとの出会い。
Aura Caciaは1982年、カリフォルニア州ウィーバービルで、アロマセラピーに情熱を注ぐ小さなグループが、まだ生まれたばかりだった市場の礎を築こうと創業したブランド。
ハーブ工房HCCが仕入れを始めたのは1990〜91年頃。Aura Caciaがまだ独立した小さなアロマセラピー企業だった時代のことです。日本ではまだエッセンシャルオイルという言葉そのものが浸透していなかった時期に、本物の精油を取り扱い始めました。
その後、Aura Caciaは1993年にFrontier Co-opファミリーに加わり、1995年には世界で初めて認証オーガニックエッセンシャルオイルのフルラインを提供するブランドへと成長していきます。
Frontier Co-opとの取引はその後、海外向け出荷の方針変更などもあり、現在は行っておりません。それでも、創業期にこのブランドと出会えたことは、ハーブ工房HCCが「本物の香り」を見極める原点となった、大切な記憶です。
現在は、世界各地の信頼できる生産者・輸入元から、厳選した精油やハーブをお届けしています。
ハーブ工房HCCは、その名前が生まれる前から、本物の香りを見極め、お届けし続けてきました。
インターネット黎明期 ― herbhcc
A small site, planted in early soil
楽天市場(1997年)もYahoo!ショッピング(1999年)も、まだ存在しなかった頃。
ハーブ工房HCCは、プロバイダのスペースに小さなサイトを開きました。サイトの名前は「herbhcc」。香りを愛する方々とのささやかな出会いの場として、静かに歩み始めます。
当時のインターネットは、回線はダイヤルアップ接続。電話料金は接続時間による従量制。長くつないでいると、電話代がかさんでいく——お客様も、事業者も、そんな環境の中でインターネットと向き合っていた時代でした。
24時間いつでも自由に使える「定額常時接続」が一般家庭に届くのは、2000年7月、NTTのフレッツサービスの本格開始を待つことになります。
そんな時代の中で、ハーブ工房HCCのオンラインショップは、ゆっくりと、しかし確かに、お客様との関係を育てていきました。
独自ドメイン取得 ― j-herb.comへ
A lesson learned in a single day
オンラインショップ専用の独自ドメインを取得しようと考えたとき、最初に目指したのは「herb.com」でした。
一度は取得可能な状態まで辿り着きました。しかし、その場で即決しなかった。「明日でも大丈夫だろう」——その判断が、後悔となります。
カナダの会社に取られていました。
「Japan(日本)」を意識し直して取得したのが、現在も使い続けている「j-herb.com」。
この経験は、インターネットの世界では「即断・即決」が何よりも大切だという、生涯忘れない教訓となりました。
その後、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった大手モールが次々と誕生。ハーブ工房HCCも順次出店し、より多くのお客様との出会いの場を広げてきました。
j-herb.comは今もなお現役で、ロハス生活を応援するハーブ&アロマ専門店として、長年のお客様にご愛顧いただいています。
次世代EC ― Robin's Forestへ
A new chapter, written with AI
2023年10月、新たな時代への一歩として、「Robin's Forest(ロビンズ フォレスト)」をオープン。
世界中で利用されているShopifyの最新ショッピングプラットフォームをテーマに採用し、AI時代に対応した次世代のショッピング体験を提供しています。
商品検索のしやすさ。多様な電子決済への対応。インボイス制度対応。会員価格(業務用価格)の適用。新商品やイベントの随時開催——
ハーブ工房HCCがこれまで蓄積してきた香りへの想いと信頼を、最新の技術と共に次世代へお届けする、新しい器です。
Robin's Forest(robinsforest.jp)― 次世代EC
j-herb.com ― ロングセラー店舗
Yahoo!ショッピング・楽天市場 ― モール店
それぞれの場所で、お客様との出会いを大切に育てています。
英語名のこと
Herb Craft Club in Japan
Inspired by a village by the Pacific
海外との取引やお問い合わせの際、ハーブ工房HCCは「Herb Craft Club in Japan」という英語名で呼ばれています。
この名前には、ひとつの風景への想いが込められています。
——カリフォルニアの海辺の、
小さな芸術家の村。
Carmel-by-the-Sea(カーメル・バイ・ザ・シー)は、カリフォルニア州中部、太平洋に面した人口4,000人ほどの小さな村。サイプレスの木々と霧、石畳の小道、絵本のようなコテージ。20世紀初頭から、画家、写真家、詩人、作家たちが集い、自然と芸術が静かに共鳴する場所として愛されてきました。
Ansel Adamsの写真、Robinson Jeffersの詩、Mary Austinの随筆——
派手さはなく、けれど、心を整える美しさがある。手仕事と暮らしと自然が、ひとつになっている。そんな佇まいが、ハーブ工房HCCの目指す姿と重なりました。
「Craft(手仕事)」「Club(仲間の集い)」という言葉に、Carmel-by-the-Seaの空気感を重ねて——
Herb Craft Club in Japan
日本という土地で、ハーブとアロマの手仕事を、お客様と共に育てていく場所。海の向こうの小さな村が灯した灯りを、日本で静かに受け継いでいけたら、という想いを込めた名前です。
偶然とはいえ、ハーブ工房HCCの英語名は、海を越えた歴史と、不思議な共鳴を持っていたのです。
年表
Chronology of Our Journey
変わらないもの
ドメインも、プラットフォームも、時代と共に変わりました。
でも、1988年の創業以来、変わらないものがあります。
本物の香りを見極め、
お客様の暮らしを豊かにしたい
という想い。
日本にエッセンシャルオイルがまだ広く知られていなかった時代から、
インターネットで買い物をするという文化がまだなかった時代から、
ハーブ工房HCCは、香りと共に歩み続けてきました。
これからも、変わらぬ想いで、新しい時代へ。

