キャットニップに転がって反応する猫と、興味を示さず座っている猫

うちの猫は、どのタイプ?

同じおもちゃ、同じおやつを出したのに、あの子は大はしゃぎで、この子は素通り。「え、そっち?」と、思わず笑ってしまう。猫といっしょに暮らしていると、そんな場面に出会うことはありませんか。

いっしょに暮らしていると、うちの子のことは何でも知っている気がしてきます。好きな場所、呼んだときの返事、甘えてくるタイミング。それでも猫の「反応」には、その子だけの性格がはっきり出ます。そして、それがいちばん分かりやすく現れるのが、キャットニップを出したときです。

「反応しないんだけど……」も、立派な答え

先に、よくいただく声から。「あげてみたけれど、うちの子は全然でした」「反応が薄くて、ちょっとがっかり……」。大丈夫です。それも、うちの子の「タイプ」のひとつです。

実は、キャットニップに反応するかどうかは生まれつき(遺伝)で決まっていて、3匹に1匹はもともと反応しないと言われています。効かないのは、飼い方でも、あげ方でもありません。その子がそういう子だ、というだけのこと。

つまり「反応しない」は失敗ではなく、ひとつの結果です。澄まし顔でスルーしていくマイペースなあの子も、ちゃんと個性を教えてくれています。だからこそ、面白い。出してみるまで、うちの子がどう出るかは分かりません。

反応でわかる、うちの子の「タイプ」

キャットニップへの反応で分かれる猫の4タイプ。飛びかかる猫、転がる猫、脱力する猫、立ち去る猫

猫の反応は、だいたい次のように分かれます。あなたの家の子は、どれに近いでしょう。

ハンタータイプ
スイッチが入った瞬間、部屋を走り回る。飛びかかる、蹴る、また走る。狩りの本能が全開になる、元気な子。

甘えん坊タイプ
ゴロンと転がって、体をこすりつけてくる。うっとりして、いつもよりぐっと甘えん坊に。

まったりタイプ
とろん、と力が抜けて、その場で幸せそうに脱力。静かに「ごきげん」を噛みしめる、癒やし系。

仙人タイプ
匂いはかぐけれど、動じない。「ふーん」と一瞥して去っていく、マイペースな達人。

同じ家の兄弟でも、驚くほど違うことがあります。「上の子はハンター、下の子は完全に仙人」。そんな、我が家ならではの発見が、きっとあります。

見るのは、たった3つ

むずかしい観察はいりません。おもちゃを出したあと、ここだけ見てみてください。

ひとつ、最初の一歩。すぐ飛びつくか、遠巻きに見るか、素通りするか。
ふたつ、スイッチの入り方。走るか、転がるか、脱力するか。
みっつ、戻ってきたあと。すぐ毛づくろいをするか、ぼーっとするか、甘えに来るか。

この3つを見るだけで、「うちの子は“走り回る、甘えん坊のハンター”」のように、その子だけのタイプが見えてきます。出す前に「うちの子はきっとこう出るはず」と予想してみるのもおすすめです。当たっても、外れても、それはそれで楽しい。予想と結果のギャップこそ、いちばん笑えるところです。

その日の反応を、残しておく

猫の反応は、その日の気分や体調でも、少しずつ変わります。今日は大はしゃぎでも、来年の同じ日は、案外そっけないかもしれません。だからこそ、見た反応をその日のうちに残しておくと、あとで読み返したときに、ちいさな宝物になります。

「今日は右前足で3回パンチ」「においだけかいで、5秒で去っていった」。そんな一行で十分です。書きためていくと、うちの子の“いつもの反応”が見えてきて、「あれ、今日はいつもより乗ってこないな」という小さな変化にも気づけるようになります。

これは、ただの遊びではありません

ここまでは「楽しい」の話。最後に、もうひとつだけ、いいことをお伝えします。

うちの子がはしゃいで走り回ったり、転がったりしている。それは、飼い主にとっては「反応を見る楽しい時間」ですが、猫にとっては、しっかりとした運動になっています。室内で暮らす猫は、どうしても動く範囲が限られて、運動不足になりがち。これは、私たち人間とまったく同じです。

こちらは「うちの子はどのタイプ?」と、ただ楽しく見ているだけ。その裏で、うちの子はちゃんと体を動かしている。遊ばせているつもりが、実は、いい運動。これが、笑って見ていられる、いちばん気持ちのいいところです。

まずは、うちの子の「タイプ」から

手作りキットのキャットニップの袋に近づいて匂いをかぐ猫

知っているようで、まだ知らない一面。それを引き出してくれるのが、お気に入りの靴下とキャットニップで作る、世界にひとつの手作りおもちゃです。作り方ガイドと「うちの子観察日記」がついているので、届いたその日から、反応を見て、書きとめて、を始められます。

今夜、出してみてください。走る子でしょうか。転がる子でしょうか。それとも、涼しい顔で去っていく子でしょうか。答えは、出してみるまで分かりません。

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※キャットニップはマタタビより作用がおだやかで、安心して使えるハーブです。反応には個体差があり、生まれつき反応しない子もいます。てんかんのある猫、妊娠中の猫には与えないでください。遊んでいる間は様子を見て、破れたらすぐ回収してください。