ー 寒い季節に ー ハーブ通信

ー 寒い季節に ー ハーブ通信

ー 寒い季節に ー ハーブ通信
体を温め、暮らしを整えるハーブ時間


朝晩の冷え込みが深まり、
体や気持ちのリズムが
ゆっくりと冬モードへ移り変わっていく季節。

気温差が大きく、
冷え・のどの違和感・眠りの浅さが
気になりやすくなる時期でもあります。

そんな「寒い時季」だからこそ、
あたたかいハーブを味方に
心と体をやさしく整えてみませんか?


🍂 1|寒さで巡りが鈍くなるということ

寒くなると体は防御反応として
熱を逃がさないように働き、
手足の先まで温かさが届きにくくなります。

・手足の冷え
・肩や首まわりのこり
・のどのイガイガ
・眠りが浅い

思い当たるサインがあれば、
体が「温めてほしいよ」
静かに知らせているのかもしれません。

無理に頑張らず、
小さなケアを積み重ねながら
季節とうまく付き合っていきましょう。


🍊 2|寒い季節に役立つ “あたためハーブ”

ここでは、
日々の暮らしに取り入れやすい
3つのハーブをご紹介します。


以下は食品としてのご紹介です。


ジンジャー(しょうが)
体をじんわり温めてくれる定番。
スライスをお湯に入れるだけでも
ぽかぽかしやすくなります。


シナモン
香りに甘みと温かみがあり、
気持ちまでゆるめてくれます。
紅茶に加えると、ほっと落ち着く一杯に。


タイム
寒さの季節に心強いハーブ。
蒸気を吸うハーブスチームは
のどの違和感が気になる時に役立ちます。


🍯 3|ハーブが“飲みにくい”と感じる方へ

ハーブはやさしい働きが期待できますが、
「少し飲みにくい…」
と感じることもありますよね。

そんなときは
はちみつをひとさじ 加えるのがおすすめ。

やわらかな甘みが
ハーブの風味をふんわり包み、
ぐっと飲みやすくなります。

(※1歳未満のお子さまには
 はちみつは与えないようご注意ください)


🐇 4|子どもにもやさしい “カモミール”

ピーターラビットのおはなし

寒い季節、
特に小さなお子さまにおすすめなのが
カモミールティー。

ほんのり甘い香りは
緊張をほどき、
夜の食後や、眠る前の時間に
ほっと寄り添ってくれます。

このイメージを広めた物語として知られるのが、
ビアトリクス・ポター作
『ピーターラビットのおはなし』。

いたずら好きのピーターは
マグレガーさんの畑で野菜を食べすぎ、
お腹をこわしてしまいます。

家に帰ると、
お母さんウサギはピーターをベッドに寝かせ、
あたたかいカモミールティーを
飲ませてそっと休ませました。


“Peter was not very well during the evening.
His mother put him to bed, and made some chamomile tea.”


ほっと心をゆるめ、
お腹を休めてくれる──
そんな場面が印象的です。

昔から人の暮らしに寄り添ってきた
やさしいハーブであることが
伝わってきますね。


☕️ 5|今日からできる “あたたかハーブ習慣”


🍯 ジンジャー×はちみつティー

  1. しょうが薄切り
  2. 熱湯を注いで2〜3分
  3. はちみつを加える
    寒さの季節にうれしい一杯。


🍎 秋冬スパイス紅茶

紅茶にシナモンを加えるだけで
ほっと深い味わいに。
りんごジャムを少し添えると、
香りの広がりも楽しめます。


🌿 タイム・スチーム(芳香浴)

  1. マグカップに熱湯
  2. タイムをひとつまみ
  3. 立ち上る蒸気をそっと吸う

のどが気になる時にやさしいケア。

あるいは、
タイムのエッセンシャルオイルを1滴。
※蒸気の熱には注意してください。


🕯 6|香りで整う “夜のくつろぎ”

寒い季節は、
体の冷えとともに
気持ちも強張りがち。

ラベンダーやオレンジの香りを
枕元でふんわり香らせれば、
呼吸が深まり
眠りの準備が整っていきます。

慌ただしい毎日でも、
香りがそばにあるだけで
心に小さな余白が生まれます。


❄️ 7|ひとこと

小さなティーカップと
やわらかな香り。

それだけで、
寒い季節に
あたたかい灯りがともります。

どうぞ無理をせず、
ご自身のペースで
季節と仲良く過ごしてみてください。


注意

エッセンシャルオイルは
直接お肌につけたり、
飲むことはできません。

ハーブティーに使用する場合は、
ドライのハーブをお選びください。


💌 ご感想やご質問があれば、
ぜひお気軽にコメントください。

次回のハーブ通信もお楽しみに!